インスタントコーヒー大手のネスレ日本が、全日本コーヒー公正取引協議会、全日本コーヒー協会、日本インスタントコーヒー協会、日本珈琲輸入協会の計4団体から脱退するそうです。
事の発端は、「ネスカフェ」ブランドで「インスタントコーヒー」の名称を「レギュラーソリュブルコーヒー」に改めたことを協議会側が認めなかったことにあるそうで、各団体に所属したままだと、この新しい名称が使えなくなるために、脱退するのだそうです。
食品世界１位のネスレ
ネスレといえばコーヒーだけに留まらず、食品以外にも製薬や金融、重電などでも世界企業を多く輩出しているグローバル企業で、企業年金が充実していることでも有名です。
日本ネスレでも60歳で退職した場合、現役時代働いていた時の基本給の半分を一生支給されるという、なんとも羨ましい取り組みがなされています。
それほどまでに大きな力をもったネスレが、主要なコーヒー団体を脱会するのですから、コーヒー業界には、かなりの痛手ですね。
しかし、いまやコンビニでも入れたてコーヒーが飲めたり、コーヒー界のAppleとも呼ばれている「ブルーボトルコーヒー」がいよいよ日本に上陸するなど、コーヒー産業がとてもアツくなっています。
サードウェーブコーヒーが本格的なブームとなりつつある今、このような業界内でのゴタゴタは勘弁してほしいものです。
