東京三葉アーバンスタイル

橘田幸俊監修の東京三葉アーバンスタイル。ニュースや時事ネタなどを取り込んでいきます!

たった85人の富豪たちで世界の半分のお金

驚くようなニュースをみました。
毎年、国際連合が刊行している人間開発報告書によると、なんと世界で最も裕福な85人が、35億人の貧しい人々と同じだけの財産を所有しているのだそうです。

現在、世界の人口は約70億を超えていますから、世界の半分のお金をたった85人の富裕層が持っているということになります。

世界の中で貧富の差ぐらいあることは理解していましたが、まさかここまで大きな差があったなんて思いもしませんでした。

しかも、全世界の約12億人の人々が、1日1ユーロ以下という暮らしをしているそうで、1ユーロを日本円にすると約137円ぐらいですから、その貧困さが身にしみてわかります。

まず、自分の中で考えてみると、朝缶コーヒーを飲み、昼には約300円~400えん程度の食事、夜には同じく500円程度のお弁当と、一日に約1000円くらいのお金がかかっています。

しかもこれは食に関する金額なだけであって、家賃や光熱費などを入れてみると、一日約4,500円ほどかかっているという計算になります。

一日1ユーロ(137円)では完全に生活していくことができません。
仮に家賃、光熱費がかからない状態だとしても、食事だけで1000円、しかも贅沢しているわけではないなかでの1000円ですから、 全世界の約12億人の人々の生活ぶりがいかに苦しい物なのだかがよくわかります。

もし、僕が137円だけの食事で生活しようとしても、ロクに食べることができません。
30日分の金額をまとめると4110円となりますので、お米を買えばなんとか生活できるかなとも思ったのですが、ご飯を炊くともなれば、電気なりガスなりが必要となりますので、もう生米を食べるしかないという状況になります。

これ、大の大人でさえ辛いことなのですが、成長期の子供たちにとっては、残酷なことです。

考えてみると、1998年には60億人だった人口が、いまでは10億人増えて70億人になった世界。
今後も増え続けていくでしょうし、一体地球はどうなるのでしょうかね。