JVCケンウッドが、Everio(エブリオ)の愛称で展開してきた民生用ビデオカメラの生産を2021年10月で終了していたのだそうです。
これまで民生用ビデオカメラは、1984年度~2021年度にかけ累計出荷台数約3,600万台を記録していたようですが、ついに撤退となり、ビデオカメラ開発で培った映像技術やノウハウはリモートカメラやドライブレコーダー、プロジェクターなどの事業に活用するようです。
スマートフォンやアクションカメラの人気がすごいですし、デジタルカメラの動画撮影機能が大きく向上しているので、動画はビデオカメラでという時代ではなくなってきていましたからね。
なんでもビデオカメラ市場はスマートフォンの普及によって国内の出荷台数はピークの約1割にまで落ち込んでいたようですから、これは致し方ないことなのかもしれませんね。
とはいえ、メディアサービス事業に関しては、ホームオーディオやポータブル電源、プロジェクターの新製品等がテレワークや巣篭もり需要の増加に伴い好調なほか、業務用リモートカメラも好調だということですから、好調な事業に注力するのは正解ですよね。